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『いのちを守る気象情報』 トークイベント&サイン会 [天気が転機]
一年ぶりのブログ更新になります(苦笑)
29歳のときに気象業界に転職した際、二つの目標をたてました。
ひとつは「NHKの気象キャスター」になること
そして、
もうひとつは「本を書く」ことでした。
8年かかって
『いのちを守る気象情報』(NHK出版新書)を出版することができました。
テレビ局の報道記者として、そして気象キャスターとして、
これまでの人生で経験したこと、学んできたことの集大成といえる本を出版できたことに感謝しています。
「情報」だけではいのちを守ることはできません。
数分のニュースや気象情報の中に詰まっている「いのちを守る情報」を活かすためには、
見る側にもある程度の「知識」が必要であり、
自分だけは死なないという「意識」から変えていく必要があります。
この本を読むことで、
皆さんと皆さんの大切な人の「いのちを守る」ために、
少しでも役立つことを願っています。
ありがたいことに、
拙著を紹介する機会も与えて頂きました。
①「NEWS WEB 公開イベント」
6月30日(日)16時~20時
東京・六本木ヒルズ「大屋根プラザ」
参加費 無料
第1部 16時~ 出版記念トーク
本の販売ブースもあります。
17時以降は私はフリーのようなので、来場者の方と直接お話しすることもできると思います。
②トークショー&サイン会「七夕に気象と防災のはなし」
2013年7月7日(日)15時~16時
東京・池袋 東武百貨店別館 特設会場
集合場所及び時間:旭屋書店9番地エレベータ横 14時40分
参加費 無料 募集人員 70名様
*整理券を7月4日(木)から7F10番地旭屋書店カウンターにて配布致します。
また、お電話でもご予約いただけます。TEL 03-3986-0311
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
偶然にも七夕なので、NHK熊本の出演で使用した浴衣を久しぶりに着ようと考えています。
③講演会&サイン会 「天気予報の見方と自然災害への備え」
2013年7月13日(土) 14時~15時
熊本・県民百貨店 8階 特別ホール
参加費 無料 先着40名様
天気のマークや数字だけでは分からない、あすの生活に役立つ天気予報の見方を解説。
災害多発時代の今、「いのちを守る情報」を実際の行動にどう結び付けるかを伝授します。
サイン会は同日 講演終わり次第、15時~16時
お問合せ:リブロ熊本店(県民百貨店6階)TEL:096-211-9033
私は小学校5年生から高校3年生まで、青春時代をほぼ熊本で過ごしました。
旧友が冷やかしに来るのを楽しみにしています(笑)。
また、くまもと森都心プラザ図書館において、
「命を守る災害対策」の企画展示をして頂いています。(下記写真)
6月20日(木)~7月16日(火)
今年度は時間の許す限り、率先して講演等を行いたいと考えています。
下記メールアドレスまでご連絡いただければ幸いです。
kimiharu_saita@hotmail.co.jp
気象に興味をもったわけ [天気が転機]
5月31日(木)NEWS WEB24
質問コーナーのお題は「天気の面白さ」でした。
その放送を見ていた兄から突然のメールが…
内容は
「本人が忘れてる、子供のころから気象に興味をもったわけ」
以下、ほぼそのまま掲載。
1.「ネズミの嫁入り」で、太陽<雲<風、な関係が面白かったから。
2.「北風と太陽」に力押しではダメなことを学んだから。
3.虹が好きなのは、多分「ぐるんぱのようちえん」のラストから。(未確認)
4.「あの雲、ティラノサウルスみたい!」など、面白い形の雲が好きだった。
5.夕焼けの色が場所によって全然ちがう色んな色であることに興味津々だった。
6.電車で移動中など、雨(とくに夕立)の降ってる範囲がここまで、という境目に出会うと喜んでいた。
7.雪の日に、降ってくる様子をじっと真上を見上げて眺めてた。
P.S. キミハルは台風の中をチャリで突っ切ろうとしたバカ者でもありました。
以上です。
私自身は、名古屋大学で地震の研究をしていた兄の影響が最も大きいと思うのですが…
質問コーナーのお題は「天気の面白さ」でした。
その放送を見ていた兄から突然のメールが…
内容は
「本人が忘れてる、子供のころから気象に興味をもったわけ」
以下、ほぼそのまま掲載。
1.「ネズミの嫁入り」で、太陽<雲<風、な関係が面白かったから。
2.「北風と太陽」に力押しではダメなことを学んだから。
3.虹が好きなのは、多分「ぐるんぱのようちえん」のラストから。(未確認)
4.「あの雲、ティラノサウルスみたい!」など、面白い形の雲が好きだった。
5.夕焼けの色が場所によって全然ちがう色んな色であることに興味津々だった。
6.電車で移動中など、雨(とくに夕立)の降ってる範囲がここまで、という境目に出会うと喜んでいた。
7.雪の日に、降ってくる様子をじっと真上を見上げて眺めてた。
P.S. キミハルは台風の中をチャリで突っ切ろうとしたバカ者でもありました。
以上です。
私自身は、名古屋大学で地震の研究をしていた兄の影響が最も大きいと思うのですが…
震災を語り継ぐために [天気が転機]
2012年、元日からの一週間に
日本で発生した体に感じる地震は77回、いまだ震災は続いている。
しかし、
『私達は地震の揺れや報道に、慣れてしまっていないだろうか?』
一月八日(日) 震災以後、初めて東北を訪れた。
幹線道路の脇に突如現れた瓦礫の山、
海が見えない内陸まで及ぶ津波の爪痕を目の当たりにし、
写真を撮ることを躊躇した。脳裏に焼き付ける必要があると感じた。
報道されていることが全てではない。
映像から伝わることは限られている。
たった一度訪れた
私が言うのは おこがましいと思うが、
あの場に立って 初めて覚える感情があった。
『地球表面の1400分の1の面積にすぎない日本付近で、世界の地震の約一割が起きている。』
長い日本の歴史の中では、東日本大震災に匹敵する巨大地震は過去に何度となく起きている。
未来に起きることも確実で、それは明日かもしれない。
1100年ぶりに日本は巨大地震が頻発する時代に入ったとする学者もいる。
この時代に生きる私達は
震災を語り継ぎ、
この土地に適した社会を築く必要がある。
自然を見つめる
気象予報士という仕事を選んだ
私の役割を
今一度、問い直すきっかけとなった。
2012年1月8日(日)午後4時、陸前高田の気温は1.1℃。
『奇跡の一本松』と呼ばれる木の周りには、人だかりが出来ていた。
残念ながら体験や想いも風化してしまう。
だからこそ、より多くの人が震災を語り継ぐ必要がある。
日本で発生した体に感じる地震は77回、いまだ震災は続いている。
しかし、
『私達は地震の揺れや報道に、慣れてしまっていないだろうか?』
一月八日(日) 震災以後、初めて東北を訪れた。
幹線道路の脇に突如現れた瓦礫の山、
海が見えない内陸まで及ぶ津波の爪痕を目の当たりにし、
写真を撮ることを躊躇した。脳裏に焼き付ける必要があると感じた。
報道されていることが全てではない。
映像から伝わることは限られている。
たった一度訪れた
私が言うのは おこがましいと思うが、
あの場に立って 初めて覚える感情があった。
『地球表面の1400分の1の面積にすぎない日本付近で、世界の地震の約一割が起きている。』
長い日本の歴史の中では、東日本大震災に匹敵する巨大地震は過去に何度となく起きている。
未来に起きることも確実で、それは明日かもしれない。
1100年ぶりに日本は巨大地震が頻発する時代に入ったとする学者もいる。
この時代に生きる私達は
震災を語り継ぎ、
この土地に適した社会を築く必要がある。
自然を見つめる
気象予報士という仕事を選んだ
私の役割を
今一度、問い直すきっかけとなった。
2012年1月8日(日)午後4時、陸前高田の気温は1.1℃。
『奇跡の一本松』と呼ばれる木の周りには、人だかりが出来ていた。
残念ながら体験や想いも風化してしまう。
だからこそ、より多くの人が震災を語り継ぐ必要がある。
雲と暮らす人 [天気が転機]
『空の写真家』の第一人者であり、
『空の探検家』第50次日本南極地域観測隊(越冬隊)でもある
武田康男さんの撮影に同行させていただきました。
私は大学時代に
「空の色と光の図鑑」(草思社)に魅せられて
気象予報士を目指したのですが、
その本の著者が武田さんです。
当時はこんな日がくるなんて、夢にも思いませんでした。
武田さんは気象予報士の資格も有しています。
どの高さの雲がでて、どの光学現象が起こる可能性があるのか、
自分で予測し、撮影ポイントを決めることで
スクープともいえる写真の数々をカメラに収めています。
今回のコースは…
鏡のような
霞ケ浦に映る夕日を眺めたあと、
海辺の秘密基地から
ムーンロード(月光が海に映り月へと続く道)を拝ませて頂きました。
お土産に新刊まで頂戴し、ことし一番の良き日となりました。
私も自分の分野でプロフェッショナルとして、精進したいと思います。
天気予報の大研究 [天気が転機]
たいへんご無沙汰しております。
最近は、さわやかな秋晴れの日が多いため、
NHKに出勤する際、
一つ前の駅で降りてテクテクと歩くのが日課となっています。
都会にいても
意識を向けさえすれば
植物や空の変化から季節の移ろいを感じることは十分にできます。
歩道橋の上は、
空を広く見渡すことができる私の好きなポイントの一つです。
自然がもっと身近になる!
天気予報の大研究 (PHP研究所)
という本を、
9月末に出版していたのですが、お知らせするのを忘れていました、、。
児童書のコーナーに並んでいます。
タイトルにあるように
自然が身近に感じることができれば、幸いです。
NHK防災パーク2011 [天気が転機]
“私たちにできること
~東日本大震災から学ぶ私たちの防災”をテーマに、
『防災パーク2011』が開催されます。
日時 : 2011年8月27日(土)・28日(日) 10:00~16:00
会場 : NHK放送センター
住所 : 東京都渋谷区神南2丁目2-1
もちろん、入場無料。
こどもやファミリーが、
楽しみながら防災・減災について学ぶことができるプログラムが
会場内に数多く用意されています。
大切な人の【命を守る】のは、
正確な【情報】を入手し、判断すること。
そのための知識は、一人一人が持っておく必要があります。
私も
『水に注目して、防災を考えよう』をテーマに参加します。
雲をつくる実験や、津波の実験などを通して、
水の大切さやこわさを一緒に考えたいと思います。
2011年8月28日(日) 13:00~13:30
屋内ステージで、お待ちしています。
~東日本大震災から学ぶ私たちの防災”をテーマに、
『防災パーク2011』が開催されます。
日時 : 2011年8月27日(土)・28日(日) 10:00~16:00
会場 : NHK放送センター
住所 : 東京都渋谷区神南2丁目2-1
もちろん、入場無料。
こどもやファミリーが、
楽しみながら防災・減災について学ぶことができるプログラムが
会場内に数多く用意されています。
大切な人の【命を守る】のは、
正確な【情報】を入手し、判断すること。
そのための知識は、一人一人が持っておく必要があります。
私も
『水に注目して、防災を考えよう』をテーマに参加します。
雲をつくる実験や、津波の実験などを通して、
水の大切さやこわさを一緒に考えたいと思います。
2011年8月28日(日) 13:00~13:30
屋内ステージで、お待ちしています。
熊本で親子イベント [天気が転機]
ひところのような猛烈な暑さではありませんが、
今週は蒸し暑くなってきましたね。
湿度が高いときは
汗が蒸発しにくいので、
体に熱がたまって、熱中症になりやすいです。
30度くらいでも油断しないで下さい。
今年の夏は、節電・省エネが大きなテーマとなっていますが、
熱中症になっては困ります。
【暑い夏を上手に過ごすにはどうしたらよいのか?】
熊本の県民百貨店で、親子イベントを開催します。
7月31日(日)午前11時・午後1時
詳しくは、下記をご覧ください。
http://www.kenmin-dept.com/other/entry/201107113.php
今週は蒸し暑くなってきましたね。
湿度が高いときは
汗が蒸発しにくいので、
体に熱がたまって、熱中症になりやすいです。
30度くらいでも油断しないで下さい。
今年の夏は、節電・省エネが大きなテーマとなっていますが、
熱中症になっては困ります。
【暑い夏を上手に過ごすにはどうしたらよいのか?】
熊本の県民百貨店で、親子イベントを開催します。
7月31日(日)午前11時・午後1時
詳しくは、下記をご覧ください。
http://www.kenmin-dept.com/other/entry/201107113.php
身近な気象の事典 [天気が転機]
今月5月に出版されて書店に並んでいる
「身近な気象の事典」
ちょっぴりですが、初めて本の執筆に関わりました。
テレビのニュースや新聞で使われている気象の用語を
調べたいときなどに便利な事典に仕上がっていると思います。
現在は、小学生向けの気象の本を執筆中で、
その次の構想もまとまりつつあります。
これを機会にプロフィールを作成しましたので、ぜひご覧ください。
巷では「まだまだ謎が多い気象予報士」などと言われているようですし、、
自分にできることは何か? [天気が転機]
先日、神戸の上空を飛ぶ機会がありました。
あの大震災を、神戸は数年で乗り越えました。
日本中の多くの人が、
ボランティアの大切さを知った震災でもあったと思います。
復興のひとつの形を上空から眺めながら、
自分にできることは何かを考えていました。
私は記者時代、
2003年にFNNフジニュースネットワークの
地震プロジェクトに参加していました。
北海道南西沖地震から10年の奥尻島を取材、
この地震の津波の第一波はわずか2、3分で到達していました。
すぐに高台に避難して助かった人がいた一方で、
過去の経験から
津波が来るまでには時間があると、誤った判断をした人もいたようです。
今回の東北地方太平洋沖地震を
過去にない巨大地震だから、、で済ませていいはずがありません。
情報の重要さを改めて感じました。
私はNHKの気象キャスターとして、何を伝えることができただろうか?
十分な衣服や毛布も無い人たちが
聞いているかもしれないのに
「暖かくしてお過ごし下さい」などとはとても言えない。
できうる限り、実況を詳しく調べ、
天気や気温の変化の予想を端的に伝える。
余計な修飾語は省いて。
『天気予報の専門家』として、
そのこと自体は
間違っていなかったと思っています。
ただ、何かが足りないとずっと考えていました。
自分の言葉で語れないことのモドカシサ。
そのためには
『防災の専門家』として、今以上の技量と立場が必要。
自分にできることが見えてきた。
パートナーは、都市計画・まちづくりの専門家で、デンマークの政策等に詳しい。
http://nishi-lab.com/
ともに何ができるかを考え、行動していきたいと思う。
子どもたちの未来のために。
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